こんな質問ありました
●仏壇を置く場所は?
結論から申し上げますと、仏教典では東西南北、
上下左右等に良し悪しの区別はないものとされていますので、
以下をご参考くださいませ。
(下記の春夏秋冬説を元にしています)
なぜなら、実は様々な説がありますので私どもとしましては、
仏壇の安置場所にこだわらずむしろ安らかで
穏やかな場所が良いと思っております。
多様な説は下記にお知らせいたします。
・南面北座説
中国の慣習で、王様が南を向いて座ると
家来は北を向く(王様のほうを向く)ことになります。
この図式が敬う人の位置を示すため、
日本でも南向きが良いといわれるようになり
仏壇・神棚・床の間は南向きに作ったり
安置するようになったようです。
・東面西座説
インドの慣習で、東はお日様の出るところ・・・
つまり立身出世のめでたい位置で
主人は東向きに座ると良いとされています。
日本でもこれを取り入れ仏壇・神棚・床の間は東向きに
作ったり安置したりするようになったようです。
・春夏秋冬説
東は太陽が昇る方角ですので、これを芽生えである春の位置とし、
南は太陽が真上に昇りますので夏の旺盛さをかもしだします。
西は秋の実りの収穫を意味し、北の冬はそれを納める位置としています。
つまり、すべての法則はそれなりの理(ことわり)を
もっているということです。
ですから、仏教典では東西南北・上下左右等に
良し悪しの区別はついていない・・・ということです。
・床の間説
床の間はその家の最高の場所ですので、仏壇を安置するには道理に叶うと思います。