お仏壇に「おしゃれ」は必要ない?
…もちろん、本来の考え方からすれば
お仏壇に「おしゃれであるかどうか」なんて必要ないんですが・・・
逆な発想で言えば、お仏壇が住環境と共に変化していれば
もっとお仏壇が身近に感じられるものとなったのではないでしょうか?
■だから、「暮らしの一部」になるお仏壇を選びたい。
おしゃれなミニ仏壇をお探しになられているお客様の多くは
お部屋のインテリアと共に素敵なお仏壇であって欲しいと願うのは
今ある暮らしの一部にしたいとお考えになられるからですよね。
お部屋のインテリアがカジュアルなものでベーシックな状態であれば
伝統的ないわゆる唐木仏壇では…ちょっと違和感があるのは
否めませんものね。
おしゃれなミニ仏壇が増えているのは、
つまりは、暮らしの一部に迎えられているということでもあるんだと感じます。
■おしゃれなミニ仏壇と本尊・仏具のバランスを考える。
お仏壇というのは、いわゆる外側の部分になってしまいます。
肝心なのは、その中にお納めする「御本尊」と呼ばれる
掛軸または仏像です。
お仏壇自体が、素敵でおしゃれなデザインであれば
中にお納めする御本尊やその仏具類を
バランスよくお納めしたいものです。
一般的に「このようにお祀りすれば望ましい」とされる仏具の配置は
ミニ仏壇では再現できないもの、と思って頂いて構いません。
※そもそもものすご~~~く広い空間であるとされる
仏様の世界観を再現しようとしているのがお仏壇です。
それにだってそれなりの無理があるのですから、ミニになればもっと無理なわけです。
というわけで、ミニ仏壇では到底再現できませんから
「必要なものだけをとにかく納める」という発想でご提案しているのです。
それが、次のようなものをお納めするという事になります。
・御本尊 (掛軸または仏像をおひとつ)
・お位牌 (多くても2つ程度)
・仏具類6点セットないし5点セット
・おリン 1点
このようなところが、もっともシンプル、
いわゆる必要最小限のものということになるでしょう。
もちろん、御本尊には本来三幅揃え(さんぷくぞろえ)と呼ばれる
脇侍があることもご承知いただくほうが良いと思います。
(色々とご指摘くださる方もおいでになりますので、ご了承頂いていたほうが良いこともあります。)
ミニ仏壇ですから「御本尊だけで」という場合も
寛容に認めてくださるお寺様が多くなっているのは言うまでもありません。
おしゃれなミニ仏壇でもなんでも、
一番大切なのは、そこにお手合わせをされる方がいらっしゃるかどうかです。
何よりも大切なのは、そこではないでしょうか?